先日、社内において、ISO9001、14001に基づいてのマネジメントレビューが行われました。
一部、資料にてご説明させて頂きます。
マネジメントレビューとは、マネジメントシステムを運用した結果、組織の目的・実情にピッタリと合い、計画(意図)したとおりの結果が得られるように機能しているか(品質方針・目標が達成できるように機能しているか)を確認し、必要に応じて改善していく活動です。ISOにおいて継続的改善を実施していくための最重要項目です。
マネジメントレビューに対するインプット項目としては
1) |
内部監査・外部審査結果 |
2) |
顧客からのフィードバック(苦情やアンケート情報など) |
3) |
プロセスの実施状況・製品の適合性(不適合発生状況・品質目標達成度など) |
4) |
予防処置・是正処置の実施状況 |
5) |
前回までのマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ |
6) |
QMSに影響を及ぼす可能性のある変更(組織変更・市場動向・規格改訂動向など) |
7) |
改善のための提案 |
これらの情報をもとに、レビューを実施した結果のアウトプットとして | |
1) |
QMS・プロセスの有効性の改善 |
2) |
顧客要求事項への適合に必要な製品の改善 |
3) |
資源の必要性 |
についての決定と処置をする。 |
マネジメントレビューを効果的に実施するためには、必要なデータ(情報)をインプットすることが重要です。前回までにお話してきたデータ分析の結果や内部監査の結果などを問題点が見えるように情報として提供することです。中には不適合や苦情を怖がってデータの収集・分析が甘い組織もあるかと思いますが、それでは審査のため・形式だけのマネジメントレビューになり、本来の目的であるQMSの改善・その先の経営改善につながりません。トップが危機感を持ち、マネジメントレビューを価値あるものにしていく、そのためには有益なデータが必要だということに責任を持って関与していく必要があるのではないでしょうか。
弊社は昨年度よりの目標としておりました、生産管理システムの本格稼働とISO14001の取得を無事終えまして、更なる高みを目指し、本年度は設備更新や、営業教育に重点をおいて活動をしていきたいと考えております。
設備更新につきましては、より良い品質と生産性を求め、30tプレスの設備増設や、金型の更新、導入等を視野に入れて行動して参ります。
営業教育につきましては、外部より講師の方を招き、特に若手を対象とし、基礎的な事から、応用的な事まで、ありとあらゆる事を想定とした、営業のノウハウをレクチャーして頂こうかと考えております。
今後も、様々な課題に取り組み、お客様に信頼して頂ける、企業を目指して参ります。